2010年11月12日

「私が変わればゴルフが変わる」

これから,何度か

ゴルフ上達に役立つと感じて,

実際に購入したり,読破したゴルフの本


ただし,「スイング練習ドリルではない」

をコンセプトにした『絶対オススメ本』を紹介していきます.





記念すべき第1回目は,

ボブ・ロテラ(著)
菊谷匡祐(訳)
1996年 飛鳥新社

「あなたが変われば,ゴルフが変わる」

という本で,

私の尊敬するプロゴルファーKプロに薦められて,

「ブックオフ」を探し回って購入しました.


・まず夢をもつこと−

というタイトルから始まるこの本は,

スポーツ心理学者であるボブ・ロテラが書いた作品です.


難解でない言葉で,

「非常に分かりやすいゴルフの心理学」

とは何かが書かれています?



ロングヒッター有利のゲームになるアメリカツアーの話なのですが,

その分をさしひいても,

十分すぎるほどに「ゴルフとメンタルゲームの取り組み方」

についてのアドバイスに満ちています.


内容については,これから順次引用をしていきたいと思います.

(今から関東に行くため,少し更新が滞るかもしれません)

2011年01月15日

恐れと向きあう−決断するためのプレショットルーティーン

私は練習場では,
一時間に60球〜80球のゆっくりとしてペースで
「1球1球クラブを換えたり」
「きちんとルーティーンを守って」練習することを心がけています.

30球打っては休憩する…というはたから見ると
「ダラダラした感じ」で練習しています(笑)


今日の練習中に読んでいた本より引用

「禅パッティング」 ジョセフ・ペアレント 2007
(※当時ビジェイ・シンのメンタルトレーナー.心理学者) 


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

『われわれの体は,
心から伝達されるイメージに反応する.

さまざまなものが,心から発信される鮮明な単一の
イメージを妨害し,体は混乱状態に置かれる.

例えば,希望と恐怖が入り混じったメッセージ,
一つの意図に関する確固たる指令の欠如が生む
複合的なイメージの混在,
注意力散漫などに起因するイメージ不在の状態
などがそれに当たる.

心が鮮明なイメージをきちんと発信すれば,
体はしかるべき結果を達成するために最善をつくす』
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

(めんどくさい訳だなと思う…)

また,
世界女王であるアニカ・ソレンスタムは

「Face the fear.(恐れと向き合え)」

というメッセージを残しています.

(良い言葉だと思ったので,
 私も帽子の裏にこの言葉を書いていました)


…2つを踏まえてもうちょっとだけ書きます.


練習の段階で

「プレショットルーティーン」も練習するのは

「決まった形式的な儀式」

=肉体的準備運動をしているのではなく,


その目的は,

ショットを打つ前には

「目には見えない心理的なプロセス」

が存在していて,
それをスイングと同様に『自動化』しているとお考えください.



適当に打っているのではなくて,
「経験と訓練により」
瞬間的に
最適な心理状態に持っていけるのです.

(⇒つまり良いショットが出やすくなるのです.)



それは,以下のようなものです.

恐怖(ハザード,スコアを落とすこと)の存在の認知

決断(まさに…『決めて』,余計な考えを『断つ』わけです)」

ターゲットへの注意の集中
(つまり単一のイメージを描ききる


訓練することによって,

その一連の思考を短時間で処理することができる

ようになります.



どういうことかというと

アドレスに入って「モジモジしなくなる」
ようになります.

アドレスに入りながら,恐怖を感じていて
「決断しないままにショットをしている」
から記憶に残らない…
同じミスをしてしまうのです.


一度「本当に決断してから打ったか」
スコアカードにメモしてみてください.

おそらく全ショットを
「決断」していないと思います.



補足すると上記の理由から
「スタートに遅刻して焦っていたり」
「誰かに迷惑をかけまいと不安に感じる」
等は,

明らかに

パフォーマンスの阻害要因となるのです.




もっと簡単に言うと,

一度に多数のことを考える…
マルチタスク的思考が必要な世の中と



「ゴルフ的思考(単一なイメージを鮮明にする)」

は全く違うのです.




だから,
ちょっと話がずれるかもしれませんが,
「上げたら,下ろすだけ」っていうのは

「最高のドリルになりうる」のだと思います.
(やっぱり先人の知恵は素晴らしいですね.)



私自身が
「最近考えながらショットしていることが多い」
ので,その戒めに書きました.

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2017年01月21日

「インナーゴルフ」、もう一つのゴルフの世界

昨日、ふと思い出して、本屋にも行ったのですが僕がまだ70台で回れない頃に、

ティモシー・ガルウェイという人が書いた「インナーゴルフ」という本をテーマに練習していたことを思い出しました。


これはゴルフの本なのですが、

ほとんどスイングのことは

書いていなくて、

セルフ1とセルフ2という二人の自分が出てきて、うまくいくという話です。

こういう本はメカニカルスイングが好きな人は嫌いだと思います(笑)




眉唾物かもしれませんが、実際にこの本を読んで実験したり、

「心理学の教授に質問しに行ったりしました」…


そして、

ゼミでは(心理の統計学の先生が担当の少人数クラスいたので)

「この本をテーマに当時ゴルフ歴半年の自分がトライする」


ことを宣言して、毎週レポートを書きました。

実際にイメトレもしました。



で結論はどうなったかというと







実際に70台がこのあとから出始めたわけです。

(このへんの話は私の周囲の人にも、そういえばあまり話してこなかった気がします。)






(確かこの本のプロジェクトが、実技練習ほとんどせずに80を切る,というコンセプトだったと思います)


ピーク・パフォーマンスやフロー状態

私は興味があるので、参考文献の抜粋などをこれからします。