※私のまわりには心理の専門家が
たくさんいらっしゃるので,
あくまでもゴルフ的な私の考えであると
解釈してください.
初めの頃は以前にも書いたように
(強制的に始めさせられた場合を除き)
「ゴルフに興味を持つ」
↓
「練習する」
↓
「楽しい」
↓
「もっと練習したい」というプロセスを
多くの人がたどるでしょう.
つまり
「私自身がゴルフが楽しいからやる」という
私の内側に
【モチベーション.やる気】があるわけです.
つまり
「ゴルフをやることそのものが報酬」になるわけです
(内発的なもの)
けれど,これが
「あなたのスコアが良いと〇〇がもらえる」
というように,
ゴルフが
〇〇を手に入れるための手段になるとどうなるか.
〇〇がもらえれば嬉しい
〇〇がもらえないと悲しい
というように
ゴルフが「手段化」されていると,
段々と
「ゴルフそのものが楽しい」とはいえなくなってきやすいとされています.
いわゆる,
もので釣る作戦は,
対象そのもの興味を失わせやすくなります.
(これが外発的な動機づけだと言われています
⇒その後,多くの方がこの次のステップの研究に
取り組まれています.
しかもその度合いにも影響します.
あえて
極端な例を挙げます.想像してみてください.
(今,私が考えました)
「あるゲームそのもの」がすごく好きな子がいます.
その子はそのゲームそのものがとても好きです.
(内発的にやりたいからやる)
そして,おやつを一個持っているとします.
そこでこんな課題が出されました…
@そのゲームで勝つとおやつがもらえます.
Aそのゲームで勝つとおやつがもらえますが,
負けたら自分のおやつを食べてはいけません.
Bそのゲームで勝つとおやつが一月分もらますが,
負けたら一月おやつがもらえません.
…
Cそのゲームで勝てば,今日一日の食事がありますが
そのゲームで負ければ,今日一日の食事は抜きです.
Dそのゲームで勝てば,今日から3日分の食事はありますが,
そのゲームで負ければ,今日から3日分の食事はありません.
…
Eそのゲームで勝てば,お母さんの命は助かりますが,
そのゲームで負ければ,…
もうやめましょうか.
私がこんな極端な例を出すまでもなく,
ゴルフが〇〇の手段にかわったとき,
@からEで
「同じ心理状態でその子はゲームができるでしょうか?」
そもそも,
楽しいとか楽しいがどうのこうの言える状態にあるでしょうか?
勝負による緊張感が「ゲームを楽しい」のは,
ある一定のレベルまでです.
この辺を混同しないほうが私は良いと思います.
ちなみに「競争心の否定」をしたいわけでありません.
アスリートとしては「正しく悔しがること」は
必要だと思います.
(ただし,穏やかなゴルフも存在します.)
実は,こうなったとき
(目的が手段になってしまったとき)
の対象方があります.
次回(4)へ続きます.

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