たまに「ティーチングプロとかレッスンプロは職業だから」
「生徒をなかなか上達させないで,レッスンを引き伸ばす」
ということを聞きますが,
それは本末転倒な気がするのですが…?
※ちなみにグループレッスンでお友達の交流が楽しいという方も
いらっしゃるのですが,
それはそれですごく良いことです.
むしろ真理に近い気がします.
そんなつもりで
(=上達させないでお金を騙し取る?的ニュアンス)
やっている人もいるんでしょうか?
私は私自身のゴルフの先生に
「もう一度回りたいと思ってもらえるようなプレーヤーに,
お前自身がまずなれ」
と教わりましたし,
アニカ・ソレンスタムのコーチであるピア・ニールソンは
「あなたがあなた自身のコーチとなりなさい」
と確か述べているはずです.
つまり,
最終的に決断するのは
私が言うまでもなく,
「自分自身」なのです.
基本的にお互いのためにも
「方針が合わないなら別れたほうが良い」と思いますが,
「その人の上達を科学的にかつ情熱的に考える」
っていうのは,
プロとして絶対必要で,
「そのうえで,早く卒業してもらう」
(=自分で考えることができる状態になる)っていうのが,
手腕だと思っています.
そのうえで,卒業してからも
「また一緒に回ろうや」って言って頂けることがとても嬉しいです!
つまり,
私は,
「その人が上達するために全力を尽くすし」
主に
「スイングよりも目標設定や取り組み方」が大事かなと思っているので.
(もちろん,アドレスとアラインメント,バランス等は非常に大事です)
もちろん最低限のドリル練習は考えますが,
私は「ゴルフが上手くなりたいって言う人」と会話するときは
「この前はこういうことがあってね…そのときは,こういう風に考えて,…っていうふうに改善したいんだけどどうしていこうか?」
っていうのを一緒に考えていきたいと思っています.
みんな,環境が違うし,
これからどれだけゴルフができるかなんてわからないのに
いい加減なこと言いたくないです.
その人にとって良いことなら,
私は別の先生(ツアープロやティーチングプロ)を紹介しますし,
あるいは病院やトレーナーさんのほうが私より的確なアドバイスをしてくれるときもあります.
(例えば,良いスポーツ整形外科で理学療法士さんと出会ったおかげで,
ありがたいことに私は体の状態がだいぶ改善されました)
『私の考えが全て正しい,他は間違っている』というのは,
苫米地博士のいうところの「スコトーマ(盲点)」ができている状態に,
他ならないと思うのです.
基本的にゴルファーは良い人が多いです.
あと,
『飛ばし屋はナイスガイが多い』
っていうのは統計的に何も証明されていないですが,
私はよくそう感じるときがあります.
たまにずるする人もいるけれど,
そういう人も何か『心理的な問題があるのかもしれない』から,
(※例えば,推薦で学生1部リーグに入っている人は90打ったらクビみたいな?
厳しいルールを課しているところもあったり.
ずるしてでもいい成績を上げないと親やコーチに罵倒される…っていう例は実在します)
だからズルしていいわけじゃないけど,追い込まれてしまっている人もいるのです.
私はそういうゴルフをやってほしくないし,
私自身今以上におおらかなゴルファーになりたいのです.
(実際の私は競技中に疑義が生じたらきちんと説明を求めますが)
とりあえず,せっかくの楽しいゲームなので,
Happyな感じで上達していきましょう.
それがこのラボの基本方針ですから.