私がゴルフを始めたばかりの頃(2002年の4月頃です).
すぐに「大学ゴルフ部の新入生歓迎コンパ」が行われました.
そこで1年生の私は,(4年生以上の大学院生も来ているので)見知らぬ先輩方がたくさんいて,非常に緊張していました.
その席で,1年生は目標を宣言するように先輩から言われたので,私は,
「週6.5日練習します(2週間に1度休み)」
と宣言しました.面白みがないかもしれませんが,「継続は力なり」だと思っていたからです.
ちなみに私のゴルフ部は,合同練習日がなく,指導者もいません.
自由といえば聞こえがいいのですけど,むしろ放任という状態でした(笑)
そういう環境だったので,初めはゴルフの本を読みながら大学のゴルフ練習場(30ヤードもない鳥かご型)一人でがむしゃらにボールを打ちました.たぶん休まなかったので週6.5を達成していたと思います.
そうしたらいつの間にか,ラウンドでは100を切り,90を切っていたのです.
よく数字の壁(100の壁や90の壁)があると言いますが,そのことを実感することはなかったと思います.実際に2年生の4月の時点でのベストスコアが80で,しかも4回80を出していました.
だから私が大学2年の時の「大学ゴルフ部の新入生歓迎コンパ」で,
「今年の夏までに70台出します」と宣誓したのです.
しかし,
ここで伸び悩みます…
ハーフで30台は出るのに,トータルで80も出るのに,70台が出ない…
ここで初めて「80の壁を感じたのです」
例えば
前半が38とか出て,これならいけるとか思うと,ちょうど後半は42打ってみたり,
逆に前半43で今日は無理そうだと思っていたら,思いがけず,後半37が出たり
(もっと前半頑張れなかったのだろうかと後悔する)ということもしばしば,
そして,
結局70台が出たのは,3年生の6月でした.
つまり1年2ヶ月,ベストスコアが80からまったく動かなかったのです.
ちなみに主なベストスコアが動いた瞬間について書くと
141くらい(初ラウンド)から120台になる(大学1年5月)
120台から108になる(大学1年5月)
101から99になる(大学1年6月)
94から87になる (大学1年8月)
80から76になる (大学3年6月)
74から71になる (大学4年11月)
そして,
大学を卒業してから,ベストスコアが66になる.
というように1打ずつ更新するのではなくて,
「あるとき突然,
記録が塗り替えられる」のです.
次回は数字の壁について,「平均の法則」と「コンフォートゾーン」という視点から見ていきたいと思います.
また私の感じた「80の壁」を破るために,
当時行ったことを述べていきたいと思います.
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